「姫、お待ち下さい! 勝手に飛び出されては困ります!」 しかし、月音の脚は止まらない。 「大丈夫大丈夫、危ないところには行かないから!」 「その姫のお言葉が信用ならないのです! これライ、なぜ姫をお止めせぬ!」 「止められっこないよ。こいつ止まらないから」 月音の頭に座る生き物は答えた。 よくよく考えてみれば、聖竜姫を呼ばなければただのお姫様。 御付きの人の心配もわかる。 報告する コメント イラストへのコメントはありません。 コメントするためには、 ログイン してください。
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